Findy代表取締役・レアジョブ人事の山田さんの起業までを聞いてきた。

山田さん

大手・スタートアップ・起業の経験を持つ山田さん

大手企業からスタートアップを経て、現在はレアジョブの人事とファインディ株式会社 代表取締役を兼務されている山田さんに、その多様なキャリアについてインタビューしてきました。スタートアップか大手企業かで迷っている。起業したい!けどやりたいことが見つからない。というような人にはとても参考になる内容かと思います。




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山田さんに聞く起業までの経緯

− 本日はお時間ありがとうございます。早速ですが、現在までのキャリアについて教えてください。
山田さん(以下敬称略):新卒で大手重工メーカーに就職して、そこで約2年間働きました。その後、ボストンコンサルティンググループ(以下BCG)に転職。BCGでは1年間ほど働き、その後まだ創業期だったレアジョブにJoinしました。レアジョブにはもう7年以上関わっています。現在は、起業しつつもレアジョブの人事顧問も兼務しています。

− 起業されているんですね。事業は何をやってるんですか?
山田:人材関係です。FindyScoreという求人票改善サービスを提供しています。また、最近ですが、ハイスキルなエンジニアに特化した、求人紹介サービスFindyもはじめました。

− そもそもなぜ起業を?
山田:もともと起業志向があって、常に独立することを考えていたわけではないんです。漠然と自分が興味あるもの、好きなことを生業にしていけたら、という思いはありましたが。起業する大きなきっかけとなったのも、自分がやりたいと思えることが見つかったからでした。

− やりたいことって私自身よく分からず・・・どうやったら見つかるものですか?
山田:起業ってすごいエネルギーを要することじゃないですか。私の場合”お金を稼ぎたい!”という思いはそこまでなく、やりたいことに情熱を注ぎたいという側面の方が強かった。だからこそ、土台となる”自分は何をやっていきたいのか”という問に対して真剣に向き合う必要があるなと感じてはいたんです。そこで始めたのが、コーチングでした。

コーチングとは、要するに原体験の深掘りです。知り合いの専門家にコーチングをしてもらい、自分の頭を整理していきました。大学生が就職活動する時に、自己分析ってするじゃないですか。あれに近いものです。

そこで分かったのが、私は人に興味があるということでした。原体験を掘り下げて考えていくと、自分は多様な人の中で育ってきて、その多様性に喜びを感じていた、ということに改めて気づきました。学生時代もそうですし、新卒で入社した会社、そしてBCGに転職した理由も、整理をしてみると全て人という共通項がありました。

もちろん、新卒のときは人を軸に就職活動をしていませんでした。コーチングを受けて、腑に落ちたというか。このように考えると、社会人にこそ自己分析って重要なことなんじゃないかと。やりたいことが分からない・・・なんて悶々とした気持ちを抱えながら仕事している人にはおすすめですね。

山田さんのキャリア

− 先程新卒の話が少し出ました。新卒ではなぜ大手重工メーカーに入社したんですか?
山田:就職活動をしていた当時、ガスの排出権取引ビジネスが流行っていたんです。京都議定書が採択されて、一時期注目を浴びたビジネスモデルですね。大学で開発経済学を専攻していたこともあって、環境ビジネスに興味があったんです。新卒で入社した企業は、その排出権取引ビジネスを行っていた数少ない企業の1つでした。起業して今やっている事業内容とはあまり関係がないのですが笑。

− そこからBCG・レアジョブと転職を続けていますよね。
山田:そうですね。BCGで働いて結局分かったことは、僕はコンサルに向いてないということでした笑。一緒に働いている人の頭の回転の速さに圧倒され続けていました。議論についていけないことも多くて・・・違う意味で頭に汗をかいていました笑。唯一得意だったのはコールドコール。電話で担当者と仲良くなることが得意で、新規顧客と0から関係性を構築していくことは自身の強みでもありました。

− コンサルは激務のイメージありますよね。そこも大変でしたか?
山田:そうですね。そのイメージは間違っていないかと思います笑。でも、コンサルで働き続けている人は、仕事を心から楽しんでやっているんですよね。だから、遅くまで仕事していても苦痛に感じない。僕の周りもそのような人が多かったです。一方で、僕はそれを辛いな・・・と感じてしまっていたんです。だから、コンサル向きじゃないんだなって。

そんなとき、とあるブログに出会ったんです。「戦略コンサル辞めて起業している日記」というブログなんですけど、読んでみるととても共感することが多くて。そのブログは、「起業予定の外資系戦略コンサルの日記」というブログが「戦略コンサル辞めて起業している日記」に変わり、今では「レアジョブ英会話 会長の日記」となっています。実は、このブログがレアジョブとの出会いだったという笑。

− どのような点に共感したんですか?
山田:その人もブログの中で”コンサルが辛い”的な内容を書いていたんです。その日記の内容が正に僕自身が感じていたことと一緒で。気づいたらブログのファンになっていました。どうやらこの人は起業のための準備期間として、コンサルをしているらしい。さらに、日記は更新されていて実際に起業したらしいことが分かりました。起業してからは、スタートアップで働くことの楽しさや充実感が日記として更新されていました。ちなみに今でもブログは読めますよ。

レアジョブ英会話 会長の日記 ~ Chances for everyone, everywhere. ~

− ブログがレアジョブとの出会いだったのですね。
山田:そうですね。そのブログでレアジョブがカスタマーサポートを募集していることを知って。すぐに応募しました。入社してからは、”会社が成長するってこういうことか”と日々実感できる楽しさがありました。レアジョブでは、カスタマーサポートの他、執行役員として新規事業企画・人事といろんな職種を経験しました。

− 大手企業と違うなと感じたことはありますか?
山田:前職2社と大きく違ったのは、行動することが常に求められる環境だったということです。例えば、何か提案する時って普通企画書なりを作成して、プレゼン、最後に承認をもらう・・・っていう流れがあるかと思うんです。

でもスタートアップでは、企画書作っている暇があるなら、まずは行動しろっていう価値観なんです。行動した結果について議論して、さらにチャレンジするのか、軌道修正が必要なのか、それとも撤退するのかを決めていきます。つまり、スピードが圧倒的に違うなと。

学生に伝えたいこと

− 学生に伝えたいことはありますか?大手企業とスタートアップを経験された山田さんならではのアドバイスがあれば。
山田:いわゆるスタートアップか大手かっていう議論ありますよね。学生からよく相談される悩みでもあります。個人的には、スタートアップでインターンを1年くらいやって、それでも行きたいと思うなら検討したらいいかなと。けど、単に就職活動をした結果”成長したいから”スタートアップ、という選択はおすすめしません。メガベンチャーは別ですが。

なぜなら、スタートアップは新卒にとって必ずしも良い環境と言えないから。人的・資本的なリソースも大手とは違います。だから教育されることは期待してはいけないし、右も左も分からない状態で常に行動し続けられることが求められます。この環境を実際に経験せずに、就職先にスタートアップを選択するのは、かなりチャレンジングなことかなと思います。

− スタートアップは厳しい環境なのですね。
山田:そうですね。もしスタートアップに興味があるなら、一度インターンシップをした方がいいです。その過程で自分の適性も知ることができますし。先程の文脈で言うと、スタートアップはただただ大変、と受け取られてしまうかもしれませんが・・・確かに大変なのは本当ですが、一方でビジネスの本質が凝縮されている環境だとも言えます。多種多様な経験を若い内にできるので、圧倒的な成長を実現できるのも事実です。

それに、スタートアップでは逆転がある。大手では、入社する時と入った後、ものすごい競争がある。よく大手にいく新卒は使えない、なんていいますが、それは事実ではないとおもうんですよ。大手で部長になったり、海外駐在する人は非常に優秀。勝ち残っていけるのはごく僅かなわけです。

でもスタートアップではがむしゃらに頑張ります!という人であれば採用の間口は広く設けられていますし、結果を出せば重要な職務にも早いうちにつけます。周りも東大・京大だらけで、上もつまっているなんて状況ではないので、逆転チャンスが大いにある。そういった点は魅力的かなと思いますね。

− ちなみにFindyでもインターンシップを募集しているとか?
山田:はい!学生、社会人問わずインターンシップ採用をしています。HR Techと言われる今非常に注目されている世界で、「人生を変えるような体験」が生まれるサービス提供を一緒にしたい、といった方は是非ご応募ください。それこそまだ立ち上げたばかりのスタートアップなので、チャレンジ精神溢れる学生さんにはおすすめです。

ファインディ インターンシップ採用の求人
HR Techって?

新オフィスのペンキ塗り

新オフィスのペンキ塗り

スタートアップっぽい感じ

スタートアップっぽい感じ

起業を志す人に伝えたいこと

− 何かありましたら教えてください。
山田:起業してみて実感したのは、新しいビジネスを生み出すことの大変さ。レアジョブのときは、キャッシュフローを気にしなくてよかった。でも、今は毎日通帳とのにらめっこ。しかも、ビジネスが一発で当たることはまれ。

だから、やり続けることが必要だなと思っています。とにかく考え続ける。行動し続ける。今Findy Scoreというサービスを出していますが、これだけではだめだなと思っています。だからハイスキルなエンジニアのプレミアム転職サービスを始めたんです笑。野球でも3割バッターですごいとなりますが、それは起業も同じ。

何が言いたいかというと、そこまでの時間と労力をかけるに値するもの=情熱を注げるもので起業すべきだと思うんです。そうでなければ、Happyにならないのかなと。

今後の目標

− 長期的な目標ってありますか?
山田:大学の教育を改革したいと思っています。これはFindyというサービスを生み出した背景でもあります。日本の新卒採用って”良い子強い子元気な子”が求められる。コミュニケーション能力が高くて、感じが良さそうな学生が採用される。こういった世界観がある限り、学生は大学で努力する必要ないじゃないですか。一方アメリカでは、インターンであっても、どういったスキル・経験を持っているのかが問われています。

日本でもそれぞれの企業がどういった人材を採用したいのか、という条件を細かく定義する必要があると思うんです。「うちの会社に入社するためには、こういった経験とスキルが必要ですよ」と明確に伝えることで、学生が何を学ばなければいけないのかというのが明確になります。採用する企業側の姿勢を変えることで、大学の教育を間接的に変えていきたい、という思いが根底にあり、実現できればなと考えています。

− 山田さん、長時間ありがとうございました!山田さんのお話を聞いて早速コーチングを受けたくなりました笑。

Findyについてもっと知りたいという方はこちらを参考にしてみてください!私も使っています!
AI求人票採点サービスFindy Score
ハイスキルなエンジニアのプレミアム転職Findy
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Profile
【山田裕一朗】同志社大学経済学部卒業後、三菱重工業、ボストン コンサルティング グループを経て2010年、創業期のレアジョブ入社。直近は、レアジョブで執行役員として人事やマーケティング、新規事業領域を担当し、その後起業。現在でも、HRBP(ヒューマンリソースビジネスパートナー)としてレアジョブに関わっている。



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