外資系企業は退職金がもらえない?日系と外資で違うお金の事情諸々

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外資系企業には退職金制度がない?

年収をアップさせたい。そう考えて、転職を検討する方は多いのでは。日系から外資系に転職を考えている人は特にこの趣向性が高いと思います。でも、いろんな側面からお金のことを捉えないと、年収アップどころか実は年収ダウンしていた、なんてことになりかねません。退職金制度の有無を含めて、日系と外資で違うお金の事情を理解していきましょう。




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退職金制度

意外と知られていないのは、退職金は後払い賃金であるということ。みなさんの給与から、後払い賃金として退職金用に差し引かれ留保されているわけですね。また、退職金制度は法によって義務化された制度ではないということも注意。企業の就業規則において規定されていれば、その企業には退職金制度があるということになります。つまり、規定がなければ支払う義務はないのです。ちなみに退職金制度がない会社の割合は(平成25年就労条件総合調査結果の概況)

・退職金制度あり:75.5%
・退職金制度なし:24.4%

となっています。退職金の有無は生涯年収にも大きく影響する要因なので、しっかりと就業規則を確認することも重要です。ちなみに、この退職金制度ですが、外資系企業ではまずお目にかかることはありません。

確定拠出年金はあるかもしれない

だからといって、外資系企業は損をするというわけでもありません。実は、退職金制度の代わり(?)に確定拠出年金制度を設けている外資系企業はあるのです。確定拠出年金とは、毎月の給与額からある一定割合を積立・運用に回すことができる制度。運用先は企業と提携しているファンドの中から選ぶことができたりもします。

この積立した資金を老後に一時金としてもらう、もしくは年金のように分割して受け取ることができます。つまり、退職金がないからといって一概に損するわけではありません。さらに、確定拠出年金制度を設けている企業間であれば、資金の引継ぎは可能なので、退職金のように転職毎に受け取らなければいけないものではないのも特徴です。

確定拠出年金についてもっと深く知りたいという人はこちら

情報源: 第1回「これでわかる! 確定拠出年金の仕組みとメリット」前編 – 投資信託協会

ボーナスとインセンティブ

日系企業から外資系企業に転職するときは、ボーナスとインセンティブの違いも理解しておく必要があります。外資系では、Base SalaryとIncentiveを明確に分けて考えます。Base Salaryとは固定給のこと。毎月一定額振り込まれる給与の総計です。一方インセンティブは個人の業績に応じて支払われる歩合のこと。年収といえば、Base SalaryとIncentiveを足したものになりますが、毎年(毎期)インセンティブが一定額もらえるかどうかは個人の成績次第です。

一方、ボーナスというのは企業の業績に応じて支払われる特別な給与です。つまり、個人の業績云々は関係なく、企業の業績によって左右されるものです。したがって、業績が芳しくないとボーナス0ということもあります。しかし、日系企業においては支払われることがどこか”暗黙の了解”としてあったりしますよね。

固定給とインセンティブの割合に注意

ということで、外資系企業に転職する際は、固定給とインセンティブそれぞれの額(割合)にも注意する必要があります。「日系企業で年収600万の方が、転職して年収800万になった。」この数字だけ見ると、すごい!となりそうですが、800万の内訳が【550万の固定給と250万のインセンティブ】だとしたら話は違いませんか?

外資系ではこの仕組みのことを、On-Target-Earning(OTE)と呼んでいたりします。個人の業績のみで決まるインセンティブ部分に保証はありません。自分が頑張って目標を達成するしかないのです。したがって、外資系のOfferを受けるときは、自分に課されるであろうTargetについての妥当性も十分検討しておく必要があります。

その他外資系でよく見られる制度

その他外資系ではよく見られるもののあまり知られていない制度、RSU(Restricted Stock Units)・サイニングボーナスについてご紹介します。

RSU(Restricted Stock Units)

RSUは日本語で、制限つき株といいます。一定数の株式を数年かけてもらえる権利のことをいいます。例えば400株を4年間に分けて、1年目は50株、2年目は100株、3年面は100株、4年目は150株、というような感じ。だから、全ての株式をもらいたい!となったらこの場合4年間は働かなければいけないということですね。この制度のいいところは、権利を行使したときにもらえる株式の時価=手にすることができる資産であることです。ストックオプションのように株価の変動で含み損の状態になることはないわけです。

サイニングボーナス

これも聞きなれない制度なのではないでしょうか。サイニングボーナスとは、入社時に支払われる一時金のことです。「入社してくれたら~円払いまっせ」というもの。優秀な人材を口説いたりするときに、サイニングボーナスでより魅力的な条件に見せようとするわけですね。ただ、すぐ辞められては困りますので、1年以内に辞めた場合の返金規定を設けている会社もあります。

目先のお金+将来価値も考える

というわけで、退職金制度や給与の仕組みなどは日系のそれと大きく違ったりするわけです。転職を考える場合は、「退職金はあるのかな?」「確定拠出年金制度はどうだろう」「固定給とインセンティブの割合は?」と慎重に比較検討することをおすすめします。

さらに、目先のお金だけではなくその企業でのキャリアが持つ将来価値についても考慮にいれておくべきです。業界において企業がどういったポジションにいるのか。そこの従業員の転職市場における価値はどのくらいか、など。そこの企業で働くことによって、自らの付加価値を大きく伸ばすことができるのであれば目先のお金だけを判断材料にするのはもったいないですよね。




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