IT業界研究③業務用アプリケーションの代表的な種類と機能

業務用アプリケーション
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西村 航
とある外資IT企業でリクルーターをしています。新卒採用担当から中途採用に変わりました。在宅ワーカーで、一日中家にいます。SNSからもお気軽にコンタクトください!

業務用アプリケーションって何?どんな種類がある?

ビジネス用途を目的として開発されたアプリケーションを、業務用アプリケーションといいます。ビジネスソフトとも呼ばれています。代表的な種類にはCRM、HRM、ERPといったものがあります。それぞれどのような機能を持っているのでしょうか。また、それらアプリケーションを提供する代表的な企業についてもご紹介します。

CRM

CRM【Customer Relationship Management】は、顧客管理を主な用途とするアプリケーションです。営業効率化/支援ツールとして、今では大手~中小企業まで幅広く使われているビジネスソフトです。

主な機能は、顧客管理だけではなく、顧客との関係(商談履歴や内容など)やマーケティング管理などにも及びます。顧客情報が一元管理されかつチーム内で情報共有がなされるため、効率/効果的な営業活動を可能とします。

CRMマーケットシェア

情報源: CRM Market Share Report 2017

CRMマーケットシェアは企業単体順位でいうと以下の通りです。マイクロソフト以外は、BtoB向けのソフトウェアビジネスに特化している企業となります。

1位 セールスフォース
2位 SAP
3位 オラクル
4位 マイクロソフト

セールスフォースはクラウド型CRMの先駆者的存在となります。それを追随するのが、伝統的なソフトウェアカンパニーであるSAP、オラクル、マイクロソフトとなります。

HRM

HRM【Human Resource Management】は、人事管理を主な用途とするアプリケーションです。採用・入社・評価・教育・配置・昇進昇格・給与・社員情報に関する統合的もしくは部分的な管理が可能となります。HCM【Human Capital Management】と呼ばれることもあります。

部分的な管理というのは、採用から入社までの管理に特化したものや、社内のタレントマネジメント【評価や配置、昇進・昇格】に特化したものがあるためです。人的資源に関する情報を統合的に管理することで、適切な採用や評価、人的配置を実現します。

また、過去の退職社データやパフォーマンスが低かった社員のデータから、採用すべき人材や退職しそうな社員を示してくれる機能を有するアプリケーションもあります。直近では、このHRテックと呼ばれる領域に非常に注目が集まっています。

HRMマーケットシェア

情報源: Top 10 HCM Software Vendors and Market Forecast 2015-2020

HCMのマーケットシェアは企業単体順位でいうと以下の通りです。

1位 SAP
2位 ADP
3位 オラクル
4位 Workday

SuccessFactorsで有名なSAPが1位となっています。ADPはHCMアプリケーション提供に特化した、ブティック方のベンダーです。3位のオラクルはTaleoの買収が一時期話題に上がりました。

ERP

ERP【Enterprise Resource Planning】、日本語では、経営資源計画と呼ばれます。経営資源を一元的に管理することを目的に開発されたアプリケーションです。管理対象は非常に広範ですが、一般的には

  • 経理・財務管理
  • 人事(給与等)管理
  • 生産・在庫・購買・仕入・受注管理 (Supply Chain Management)
  • 顧客管理
  • 予算管理

上記のような業務を一元的に管理するようなERPが多く提供されています。ERPのメリットとしては、これまでバラバラに管理されていたデータを統合することで、経営に必要な情報をタイムリーかつ正確に把握できるという点です。逆を言えば、昔は部署ごとのシステム上でデータが管理されていて、ともすれば受注データと売上データに整合性がない、なんてこともありました。

さて、ERPでも経理情報や顧客管理ができるようです。それなのに、なぜCRMやHCM、会計ソフトなど別々のアプリケーションを利用する必要があるのでしょうか。ここで覚えておいて欲しいことは、ERPは全体最適化を主な目的として開発されているということ。

冒頭に紹介したCRMアプリケーションは、徹底的に顧客との関係管理をするため開発されたものです。したがって、いかに営業活動を支援できるかという点のみにおいて、機能やUI/UXが考えられているのです。

もちろん、ERPでも顧客管理は可能ですが、CRMと比べてかゆいところに手が届かない、なんてこともあります。ここはユーザーがどこまでの機能を必要としているのか、という経営判断に拠るところが大きくなります。

ERPマーケットシェア

情報源: Top 10 ERP Software Vendors and Market Forecast 2015-2020

ERPマーケットシェアは以下の通りです。

1位 SAP
2位 FIS Global
3位 オラクル
4位 Fiserv

ERPといえばSAPといわれるように、不動の1位を保持しています。ビジネスソフトにおいてSAPとオラクルは常に競合関係にあるようです。

熾烈を極めるアプリケーションの市場

業務用アプリケーションの市場は新規参入の企業も多く、熾烈を極めています。特にライセンス型で圧倒的なシェアを誇ってきたソフトウェアベンダー(Microsoft, SAP, Oracle)とクラウドネイティブベンダーとの戦いが顕著になってきています。企業ごとに持っている強みやアプリの機能も違うので、それぞれを比較してみるのも面白いかもしれません。

※クラウドってなに?という方は絶対知っておきたいクラウド3つの種類にて詳しく書いてあるので、読んでみてください。

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